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TAKANO : Precision タカノ・プレシジョン
1957年/ 手巻き ケース径 : 35mm (厚) 8mm
SOLD
幻の時計メーカー「TAKANO」1957年製造の時計
タカノに関してはこれまでも何度か載せていますが、 1957年西ドイツ「ラコー社(LACO)」よりムーヴメントを購入することより腕時計の製造が始まり、1962年会社再建のため「リコー時計」に変わる僅かな期間の製造となった伝説の国産時計メーカーです。 1961年、伊勢湾台風により本社・工場が被害を受けたことと、製造技術とは反して販売力のなさによる、赤字、デッドストックの累積等、経営悪化により、「TAKANO時計」は幻となりました。 初代のTAKANOはLACO社のムーブメントをそのまま搭載していましたが、オリジナルとなるムーヴメントもほぼ同型のラコー型と呼ばれるモノを搭載しています。 本機もその「ラコー型」の後期17石のムーヴメントを使用します。 元来タカノの腕時計には文字盤に余計な表記はなく、必要な事、それは当然組み込まれていることで、あえて表記しない社の考え方を反映しています。 そういった欲の無さが、販売力に反映してしまったことは残念なことでもあり、こういう真面目な時計メーカーが存在したことは誇りでもあります。
12時のアラビア数字がどことなく50年代から60年代を感じさせてくれます。 文字盤には経年による劣化等が見られますが、内部に影響はありません。 ケースにはコキズ、ベゼルに一箇所打ちキズがありますが、これも内部に影響はありません。
オーバーホール済み
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Antique
