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能登半島
同じ石川県であることが、時折不思議に感じる、 近くて遠い国。 全く違った景色、そして空気は半島だけが持つ独自のもので、異国に近い感覚を抱いてしまう。 たぶん、下北半島も国東半島でもそう感じるのだろう。
先週、田植えも終わった棚田を見に行くべく輪島市に出かけた。
輪島市の朝市通りの午後は静かで、店の人に尋ねると、朝市の時間帯は観光客やらでにぎわうそうだが、それが引けた午後はこんなもん、ということで、午後は営業もしていない店もあり、特殊な商店街だった。 開館一ヶ月の漫画家「永井豪記念館」も、お客は自分一人であった。
永井豪が輪島市生まれだったこと、石森章太郎のアシスタントをしていたこと、豊島区の「アルプス荘」(トキワ荘ではない)に住んでいたことは、この記念館で知った。
永井豪の「ハレンチ学園」は子供の頃、大ブームがあった。 確か、ヒゲゴジラと称する男が毎回、女子学生の制服をバリバリやぶる、というマンガで、少年漫画誌でヌードが見られる喜びに、コーフンしてまわし読みをしていた記憶があるが、 大人の評判はめっぽう悪かった。 記念館は観光客相手ということもあってか、その後の「マジンガーZ」なんかを主力にしていて、「ハレンチ学園」のことは殆どふれられてはいない。
千枚田にたどり着いたのは、夕陽に変わる一時間ほど前、結局2時間ほど田んぼの畦道に座って眺めていた。 山から海の際まで棚田が広がり、その先の水平線に夕陽が沈む風景は美しい日本の風景で、能登半島の風景としてズッシリきた。
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