2023年5月16日
当店のご町内に最近「レコード屋」さんがオープンしました。
息子世代の経営者で、あらゆる分野、年代のレコードの品揃えがあって楽しめ、世のレコード・ブームの話は知っていましたが、リアル店舗の出現はそのまま現実世界となりました。
「popeye」の最新刊は「レコードと時計」です。
ここ何年も時計雑誌を買う気になれなかったのは、お宝時計か、爆上がりの投機時計の内容のモノが主だったからです。
「クォーク」の白昼高級時計強奪事件の後の世界が、
「レコードと時計」という平和でノスタルジックな世界であることは喜ばしいことです。
40数年前に買ったTHE BAND「music from bigpink」
1950年代の「シチズン・カレンダー」
1980年代「セイコー・ダイバーズ150m」
時計の世界にハマるキッカケとなった時計達です。
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2023年4月8日
入学式や入社式も終わっての週末です。
この季節は只でさえ眠く、タラタラしてしまいますが、頑張って下さい。
今年度も仕事はつづけますので、のんびり始めようと思っていますが、ここ最近の傾向として、時計に関しては修理依頼のお客様が多く、これは2000年以降の機械時計、高級時計のブームの影響が大きいと分析しています。
とりあえず、「ロレックス」や「パネライ」や「カルティエ」や「オメガ」や「ブライトリング」やといった腕時計を使いはじめて、それから20年以上経過して、オーバーホール、それ以上の修理が必要となってきているのだと思います。
それらの対応に追われる日々を送っています。
SEIKO : KS chronometer 1970年
LONGINES : 1940年代
ROLEX : Oyster Perpetual Cal.1570 1970年
時計のムーブメントを眺めるのは個人的な趣味の一つなので、苦痛はありませんが、やっぱり「手巻き」の機械はイイですね。
国産では「キングセイコー」、スイスでは「ロンジン」の1930年代〜1960年代のモノが特に好みです。
自動巻きはパテックのムーヴメントが良いと思います。
ゴールドのローターが効いています。
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2023年4月1日
一月
二月
三月は
例年のようにあっという間に過ぎ去りました。
北陸の冬はことの外厳しいのですが、それも短く感じた2023年です。
そして早くも桜は満開となり、新年度がハジマリハジマリ。
CITIZEN : 「ジャリ O'clock」GOLD & SILVER by Shinro Ohtake
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2022年12月20日
秋の「メガネ・フェア」が終わって、今は「ジュエリー・フェア」に突入しています。
この時期、疲労は蓄積してきてピークに近く、後半はもうヘトヘトの息切れ状態で、後は温泉に入って熱燗に鍋をつつきたい、「早く来いお正月」の状況になっています。
修理では、時折「オッ!」と思えるヴィンテージ・ムーブメントとの出会いがあります。
通常は平凡なクォーツの電池交換や修理、自動巻きは量産品が多いので、淡々と修理をしていますが、時折、こういったモノを見ると新鮮で、やる気が出るのです。
北陸の冬は厳しく、長いので、かつてスイスのジュラ渓谷で行われていた屋根裏部屋で時計の修理作業のように、溜った修理品を一個づつ直して、厳しい冬の季節を乗り越えたい願う、師走です。
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2022年10月22日
山は紅葉し、今は高度1500m位におりて来ています。
空気が澄んで山の稜線が美しい季節になりました。
仕事はスローな日々が続いていますが、懐かしい時計のメンテナンスの時期なのか、
何となく忙しい作業に追われています。
1995年に当店でお求め頂きました「ROLEX : GMT-MASTER 」Ref.16700
修理依頼でお預かりしました。
販売時からは、もう27年が経過していました。
通称「ペプシ」、発売から40年が経ったスポーツモデルです。
当時購入した方達が、色々な理由でメンテナンスに出される日々です。
先週の紅葉は標高2000m付近でした。下方が黒部ダムです。
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2022年10月2日
10月9日 (sun) 10時~16時
北國とおり町 「てくてくマーケット」が三年ぶりに開催されます。
会場となるのは小松市・龍助町の町家とその歩道スペースです。
ビジュ寺口は「めがねの展示」として参加しています。※販売はしていません
是非、当日はてくてく散歩楽しみつつビジュ寺口のテントにお立ち寄りください。
お待ちいたしております。
※雨天決行
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2022年10月1日
「収穫の秋」
「スポーツの秋」
「芸術の秋」
いろいろな秋がありますが、今年に限っては
「値上げの秋」ということになっています。
メーカーや業者さんから届くお知らせはほぼ、「値上げ」に関しての文言です。
10月より多くの有名時計メーカーは値上げを断行しました。ただでさえ高い!と感じている高級腕時計は益々手が届かなくなります。
我々からみた「収穫の秋」は当然、
「良品時計」の入手と言うことにつきますよね。
GALLET : Chronograph . Cal.Vienus.150 / 1940年代
実りの多い秋であって欲しいものです。
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2022年9月16日
9月になっても暑い日々が続いていますが、
意識の上ではもはや夏ではありません。
そこで、「秋」を感じさせてくれそうな時計を紹介します。
ROLEX : Oyster "Speedking" 1943年・手巻き
文字盤は長年の経年による変色が見られますが、クサビのインデックスと12時下の王冠のゴールドが違和感なく熟成された文字盤に馴染んで、イイ味を醸し出しています。またブルースチールの秒針が深みを添えています。
JUNGHANS "max bill" kitchen clock
タイマーを備えたキッチンクロックは65年前、マックスビルとユンハンスのコラボレーションから生み出された最初のプロダクトです。
その後、腕時計の製作を進めることになりました。
今回その美しい形状の時計をユンハンスは今回、オリジナルに忠実に復活させました。
カラー、フォルム、マテリアルは当時と同じように再現されています。
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2022年9月3日
国産、舶来 ( 死語になりつつありますが・・・ )にかかわらず、ヴィンテージ時計選びに於いて、文字盤がしめるウェイトはかなり大きく、メーカーに次いで文字盤の雰囲気によるところは重要かと思います。
SEIKO / Quartz "V. F. A" 1972年
カットガラスとブルーグラデーションが美しい「電気モノ」マニア垂涎の時計
毎秒点滅するランプが何ともユニークで、大容量の電池を二個搭載しています。
SEIKO / " SUPER " Chronometer 1950年代・手巻き
スクリューバックのケースを採用した出車式センターセコンドの国産初の本格機種と呼ぶべきモデルです。外径29mmは当時スイスで(パテック・フィリップやロレックス)広く採用されていたサイズです。
文字盤に記された「クロノメーター」は有名なスイスの機関とは無関係で、いわば「カッコイイ」から付けられた感じです。
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2022年8月6日
ブームがもたらす価格の高騰は、物価の高騰とは別次元の事で、ユーザーと共に取り扱う我々にとっても弊害をもたらしていますが、今のところ非常に限られたアイテムに絞られているのが一種の救いかもしれません。
「デイトナ」「ノーチラス」「ロイヤルオーク」
これらは手がつけられない状況なのは、既にご存知のとおりです。
ただ、それら以外の腕時計はごく普通に推移していますので、そのれらの中で、面白いモノを探していこうと考えています。
SEIKOSHA : PRECISION 1950年代. S.P.M側・手巻き
「セイコー舎」のレアな角型で、ケースは「サンプラチナ」という戦後希少な素材を使用しています。ツートーンの文字盤が「ロレックス」のPRINCEのようです。
アールデコ型のケースに丸バナナ型ムーブメントを搭載しています。
CITIZEN : カラトラバ風のケース. 1950年代・手巻き
1932年より始まった「パテック・フィリップ」のCALATRAVAシリーズを意識した「シチズン」のレアなモデル。黒文字盤上にはアップのアラビア文字の書体が素晴らしい立体感を持っています。
国産の1950年代は私的に一番好むモノが沢山存在しますが、防水性とショックには非常に気を付けなければならないモデルでもあるので、充分説明お聞きになっても購入が必要です。
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