bijoux teraguchi Blog

クルクルルーム

師走は走る

2022年12月20日

 

秋の「メガネ・フェア」が終わって、今は「ジュエリー・フェア」に突入しています。

 

この時期、疲労は蓄積してきてピークに近く、後半はもうヘトヘトの息切れ状態で、後は温泉に入って熱燗に鍋をつつきたい、「早く来いお正月」の状況になっています。

 

 

 

修理では、時折「オッ!」と思えるヴィンテージ・ムーブメントとの出会いがあります。

通常は平凡なクォーツの電池交換や修理、自動巻きは量産品が多いので、淡々と修理をしていますが、時折、こういったモノを見ると新鮮で、やる気が出るのです。

北陸の冬は厳しく、長いので、かつてスイスのジュラ渓谷で行われていた屋根裏部屋で時計の修理作業のように、溜った修理品を一個づつ直して、厳しい冬の季節を乗り越えたい願う、師走です。

 

 

 

 

 

 

 

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紅葉の季節

2022年10月22日

 

山は紅葉し、今は高度1500m位におりて来ています。

空気が澄んで山の稜線が美しい季節になりました。

 

仕事はスローな日々が続いていますが、懐かしい時計のメンテナンスの時期なのか、

何となく忙しい作業に追われています。

 

 

1995年に当店でお求め頂きました「ROLEX : GMT-MASTER 」Ref.16700

修理依頼でお預かりしました。

販売時からは、もう27年が経過していました。

通称「ペプシ」、発売から40年が経ったスポーツモデルです。

 

 

当時購入した方達が、色々な理由でメンテナンスに出される日々です。

 

 

 

先週の紅葉は標高2000m付近でした。下方が黒部ダムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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北國とおり町 「てくてくマーケット」

2022年10月2日

10月9日 (sun)  10時~16時

北國とおり町 「てくてくマーケット」が三年ぶりに開催されます。

会場となるのは小松市・龍助町の町家とその歩道スペースです。

ビジュ寺口は「めがねの展示」として参加しています。※販売はしていません

是非、当日はてくてく散歩楽しみつつビジュ寺口のテントにお立ち寄りください。

お待ちいたしております。

 

 

 

※雨天決行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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何とかの秋

2022年10月1日

「収穫の秋」

「スポーツの秋」

「芸術の秋」

いろいろな秋がありますが、今年に限っては

「値上げの秋」ということになっています。

メーカーや業者さんから届くお知らせはほぼ、「値上げ」に関しての文言です。

10月より多くの有名時計メーカーは値上げを断行しました。ただでさえ高い!と感じている高級腕時計は益々手が届かなくなります。

我々からみた「収穫の秋」は当然、

「良品時計」の入手と言うことにつきますよね。

 

 

GALLET : Chronograph .  Cal.Vienus.150 / 1940年代

実りの多い秋であって欲しいものです。

 

 

 

 

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ヴィンテージ秋の顔

2022年9月16日

 

 

9月になっても暑い日々が続いていますが、

意識の上ではもはや夏ではありません。

そこで、「秋」を感じさせてくれそうな時計を紹介します。

 

ROLEX : Oyster "Speedking" 1943年・手巻き

 

文字盤は長年の経年による変色が見られますが、クサビのインデックスと12時下の王冠のゴールドが違和感なく熟成された文字盤に馴染んで、イイ味を醸し出しています。またブルースチールの秒針が深みを添えています。

 

JUNGHANS "max bill" kitchen clock 

 

タイマーを備えたキッチンクロックは65年前、マックスビルとユンハンスのコラボレーションから生み出された最初のプロダクトです。

その後、腕時計の製作を進めることになりました。

今回その美しい形状の時計をユンハンスは今回、オリジナルに忠実に復活させました。

カラー、フォルム、マテリアルは当時と同じように再現されています。

 

 

 

 

 

 

 

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ヴィンテージ時計の顔・初秋

2022年9月3日

 

国産、舶来 ( 死語になりつつありますが・・・ )にかかわらず、ヴィンテージ時計選びに於いて、文字盤がしめるウェイトはかなり大きく、メーカーに次いで文字盤の雰囲気によるところは重要かと思います。

 

SEIKO / Quartz "V. F. A" 1972年

 

カットガラスとブルーグラデーションが美しい「電気モノ」マニア垂涎の時計

毎秒点滅するランプが何ともユニークで、大容量の電池を二個搭載しています。

 

 

SEIKO / " SUPER " Chronometer  1950年代・手巻き

 

スクリューバックのケースを採用した出車式センターセコンドの国産初の本格機種と呼ぶべきモデルです。外径29mmは当時スイスで(パテック・フィリップやロレックス)広く採用されていたサイズです。

文字盤に記された「クロノメーター」は有名なスイスの機関とは無関係で、いわば「カッコイイ」から付けられた感じです。

 

 

 

 

 

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国産ヴィンテージ時計

2022年8月6日

ブームがもたらす価格の高騰は、物価の高騰とは別次元の事で、ユーザーと共に取り扱う我々にとっても弊害をもたらしていますが、今のところ非常に限られたアイテムに絞られているのが一種の救いかもしれません。

「デイトナ」「ノーチラス」「ロイヤルオーク」

これらは手がつけられない状況なのは、既にご存知のとおりです。

 

ただ、それら以外の腕時計はごく普通に推移していますので、そのれらの中で、面白いモノを探していこうと考えています。

 

 

SEIKOSHA  :  PRECISION  1950年代. S.P.M側・手巻き

「セイコー舎」のレアな角型で、ケースは「サンプラチナ」という戦後希少な素材を使用しています。ツートーンの文字盤が「ロレックス」のPRINCEのようです。

アールデコ型のケースに丸バナナ型ムーブメントを搭載しています。

 

 

CITIZEN  :  カラトラバ風のケース. 1950年代・手巻き

1932年より始まった「パテック・フィリップ」のCALATRAVAシリーズを意識した「シチズン」のレアなモデル。黒文字盤上にはアップのアラビア文字の書体が素晴らしい立体感を持っています。

 

国産の1950年代は私的に一番好むモノが沢山存在しますが、防水性とショックには非常に気を付けなければならないモデルでもあるので、充分説明お聞きになっても購入が必要です。

 

 

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真夏のある日

2022年8月2日

 

「命の危険を感じる暑さにご注意下さい。」

 

最近こういったアナウンスがよく聞かれるようになりました。

なんか極端なコトやモノが多いです。

 

今日、送られてきた時計はそんな時勢とは裏腹に「普通」の良さがありました。

 

JUNGHANS  :  「 max bill 」自動巻き・34mm径・¥220,000(税込)

 

ゴールド・プレートのケースにドーム型サファイアガラスの風防が繊細で上品です。

なんか安心する腕時計です。

 

 

 

 

 

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梅雨は明けていなかった。

2022年7月19日

 

早すぎる「梅雨明け宣言」後に本格的な「梅雨」がやってきました。

やっぱりね・・・

例年、祇園祭が過ぎて大雨が降った後「梅雨明け」になります。

 

 

 

 

CITIZEN  :  "Alarm-4H " 1965年 手巻き

これからは夏の旅行の季節

昔はケイタイ用の目覚し時計変わりに「シチズン・アラーム」を腕に旅行する人の記録が時々ありました。

いろいろな文字盤のスタイルが存在します。

 

 

 

 

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梅雨明け

2022年7月2日

 

早すぎる「梅雨明け宣言」が6月に出されるや、

真夏の太陽にさらされつづけておりますが、まだ身体的には梅雨の頃で、ついていってない状態ですが、皆様はいかがお過ごしでしょう。

 

時計の入荷はスローペースですが、いろいろなモデルに出会うことが出来ます。

今回は「ロレックス・ヴィンテージ」をご紹介しましょう。

 

 

ROLEX : Oyster Perpetual Chronometer  1957年

 

「ハーフ・バブルバック」と呼ばれていた50年代を象徴するスタイルで、

リューズが示すとおり「スーパー・オイスター」というリューズロックの必要のない

オイスターケースは僅かな期間のみ作られていました。

1950年代になると、アメリカ市場を年頭においた34mm径、その後の紳士用サイズになってきて、40年代までの「バブルバック」の形状からは変化していきます。

ムーヴメントはそれ以前のスタイルですが、外径サイズの拡大に伴い、裏蓋のカーブは浅くなり、「ハーフ・バブル」と呼ばれたわけです。

 

 

 

 

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