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クルクルルーム

懐中時計の件

2025年7月22日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懐中時計が集まってきます。

と言っても勝手に集まることではなく、気になるモノが見つかるとチェックすることから始まり、暫く時間を置いて所有する方や同業者に連絡することよって集まってきます。

私にとっての懐中時計の魅力はムーヴメントと文字盤がその大半を占めると言ってよいでしょう。

もちろんテーマに沿って集める例外もありますが、それらは「鉄道」に関するモノに限られています。

元々懐中時計と鉄道とは密接な関係が歴史的にあり、それと戦争によって発達した過去の遺産のような側面が大いにあり、時計としてはとても魅力的な部分が詰め込まれています。

「海洋クロノメーター」のような大型のモノではなく、ウォッチの範囲を出ないモノに一応限定しているわけですが、思いがけず、お客様からの持ち込みに興味深い時計が時にあり、それらは縁のモノという理由で買い取らして頂くことにしています。

ただ、当店で懐中時計が売れることは殆どありませんし、懐中時計がヴィンテージ時計として注目されていたのは一時代昔のことで、この先ブームが訪れるか予想はつきませんが、手作りの古い時代の懐中時計の機械を見ていると今買っておかなければ、と思う気持ちもを強く抱いてしまいます。

「LONGINES」1940年代であろう女性用の懐中時計で、着物着用時帯に止めるクリップも18金で作られた珍しいモノ、文字盤は陶製にエナメル書きで、目に付くダメージの無い懐中時計です。買われた銀座の天賞堂のケースに収められています。21mmと小さな懐中時計ですが、ケースは二重の18金で作られており、ケースのシリアルとムーブメントのシリアルナンバーは同じです。

 

 

 

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